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技術紹介

コア技術

VTSタッチセンサーは透明フィルム上に、コア技術である金属銅の微細パターンを形成するエッチング加工を起点として、様々な周辺技術と融合させることで、これまで実現できなかったタッチセンサーの新しい機能を創造してきました。銅をセンサー材料とすることで抵抗値を大幅に下げ、狭額縁、ペン機能などセンサーの高性能化、及びセンサーサイズの大型化、また柔軟性を活かした曲面カバーレンズや3D形状への対応も可能としました。
ベース基材からパターニングまで、ロールtoロールで製造するため、優れた生産性を誇り一貫した品質保証体制が可能です。 また豊富なモアレ対策設計経験と微細加工、黒化処理技術によりメタルメッシュの課題である視認性の大幅な向上を達成しています。
両面(F2)、片面(FF)センサー共に、コンシューマ関連、車載、産業機器向けの仕様に準拠します。
今後、技術を発展させ、顧客とのシナジー等により、これまでの製品領域にとらわれず、技術を発展させ新たな可能性を切り開いていきます。

フィルムの両面に銅配線がパターニングされているセンサー。
FFタイプと比較し、薄型化に有利、センサー貼合時のズレが無い等の特徴を持つ。

フィルムに対して片面のみ銅配線がパターニングされており、2枚を積層して静電容量タッチセンサーとする。

技術仕様(標準スペック)

Parameter Value (reference)
Substrate PET film (50μm or 100μm)

COP film (100μm)

Conductive Material Copper (0.5μm or 2μm thickness)
Resistance (pattern) 5 – 25 Ω/□
Line width 3μm (GF2); 5-8μm (GFF)
Wiring width (line/space) 8/13μm (GF2); 50/50μm (GFF)
Transmission >90 % (GF2); >88% (GFF)
Haze <1.5%
Moiré Moiré-free design based on customer specifications
Annual Capacity 5M units (15.6”) or

400k units (55”)

Size up to 55”

微細加工による線幅/間隙の極小化と、銅センサーの低抵抗値による片側配線で業界トップの狭額縁デザイン・製造が可能です。